トップメッセージ

代表取締役グループ代表 熊谷 正寿

インターネットをより豊かに便利にする

GMOインターネットグループは、1995年12月にインターネット事業を創業して以来、「すべての人にインターネット」をコーポレートキャッチに、インターネットの場の提供に経営資源を集中し、インターネットをより豊かに便利にするべく事業を展開してまいりました。現在では、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業を展開しています。

すべてのインフラサービスは国内トップシェアになるなど、当社グループのサービスをご利用いただく機会が国内外で着実に増加しています。また、DX・オンライン化・IoT化の進展に伴うセキュリティ対策として、「すべての人に安心・安全なインターネットを」を掲げ、「サイバーセキュリティ」、「暗号セキュリティ」、「ブランドセキュリティ」の3つの柱で、皆様に安心してご利用いただけるサービスを提供しています。

これらの取り組みの結果、インターネットインフラ・金融・暗号資産事業をあわせると、私たちのサービスをご利用いただくお客様の数は1,722万人に達し、グループ企業は上場企業10社を含む全110社、7,431名のパートナーと共に成長を続けています。

インターネット革命後半戦に向けて

私とインターネットとの出会いは1994年、ある新聞に掲載された小さな記事でした。読んだ瞬間、「インターネットは私たちの生活を変え、社会インフラになる」と強く感じ、価格もスペックも他社を圧倒するサービスを立ち上げ、1995年12月にインターネット事業を開始しました。そして、1998年、私は「55ヵ年計画」という長期計画を策定しました。これは、これまでの産業革命が約55年周期で進展してきたことに基づき、未来のGMOインターネットグループの成長を描いた計画です。
Windows95が発売された1995年からインターネット革命が始まったと考えると、2022年がちょうどその半分でした。この年は、くしくもOpen AI社がChatGPTをリリースし、AIが一気に社会に広がり、これまでの常識をすべて覆すほどのインパクトをもたらしました。まさに、私はインターネット革命の後半戦の主役はAIだと確信しています。

AIで未来を創るNo.1企業グループへ

現在、GMOインターネットグループでは、AIの急速な発展に対応し、グループ全体で生成AIの活用を進めています。「時間とコストの節約」、「既存サービスの質向上」、「AI産業への新サービス提供」を軸に取り組みを進め、「AIで未来を創るNo.1企業グループ」を目指しています。既に生成AIにより、多くの業務時間削減を成功させていますが、今後は、来るべきAGI、ASI(※)の時代を見据え、より意思決定を早くするための独自AIを開発してまいります。
(※)AGI(Artificial General Intelligence)は、人間のように多様なタスクをこなすAIです。ASI(Artificial Super Intelligence)は、人間の知能を全ての面で超えるAIを指します。

2024年6月には、AIとロボット・ドローンの導入・活用支援を行う総合商社として、GMO AI&ロボティクス商事(GMO AIR)を設立しました。AIはロボットと大変相性がよいものです。AIにロボットという身体を与え、普及させていくことで、私たちは日本の人口減少という社会課題の解決に貢献いたします。
さらに、2025年1月には、GMOインターネットグループの事業部門とインターネット広告を手掛けるGMOアドパートナーズを一体化し、当社は持株会社体制に移行します。これにより、GMO AIRの事業推進と55ヵ年計画の実現スピードを加速し、100年単位で継続する企業グループを実現してまいります。

お客様の笑顔と感動を創造し、社会と人々に貢献する

今、本格的なIoT時代の到来やAIやロボットの活用による自動化、そして暗号資産がもたらす新たな経済活動など、世界は大きな変革の時期を迎えています。様々な産業とインターネット・AIの融合が進み、私たちの生活をより豊かに、便利にする新しいサービスが次々に誕生することでしょう。
私たちは、今後も最先端の技術とスピードをもって“自ら作る”ことで、お客様に喜ばれる“圧倒的ナンバーワンサービス”を提供し、ご愛顧にお応えしていく所存です。

引き続き、お客さまの笑顔と感動を創造し、社会と人々に貢献するべく邁進してまいりますので、今後とも、なにとぞご支援賜りますようお願い申し上げます。

2024年7月

代表取締役グループ代表

熊谷 正寿

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