2017年12月5日

“IoT対応のゴミ箱“の実証実験を国内最大規模で実施
〜ゴミの滞留を遠隔から見える化し、ゴミ収集業務を効率化〜

  • GMOクラウド株式会社
  • ハウステンボス株式会社
  • 株式会社hapi-robo st

 GMOインターネットグループのGMOクラウド株式会社(代表取締役社長:青山 満 以下、GMOクラウド)と、ハウステンボス株式会社(代表取締役社長:澤田 秀雄 以下、ハウステンボス)および株式会社hapi-robo st(代表取締役社長:富田 直美 以下、ハピロボ)の3社は、IoT技術の活用によりリモートでゴミの量を把握できる『スマートゴミ箱(仮称)』を、日本最大のテーマパークであるハウステンボス内のアムステルダムシティ(約4万2000平方メートル)全域に設置し、その有用性を探る実証実験を開始いたしました。

 この「スマートゴミ箱」は、GMOクラウドの「IoTの窓口 byGMO」とハピロボが共同開発したものです。ゴミの量を検知するセンサーをゴミ箱に搭載することで、インターネットを通じて遠方からゴミの溜まり具合を把握することができます。これにより、ハウステンボス内で働くスタッフのゴミ収集業務の効率化が図れます。
 なお、今後『スマートゴミ箱』は、大型のリゾート施設やショッピングモールなどへの展開も視野に入れております。

▲センサーや通信機器を搭載した『スマートゴミ箱』の外観

【『スマートゴミ箱』について】

 『スマートゴミ箱』は、内蔵センサーがゴミの量を計測して、インターネット上でゴミの滞留を遠隔から把握できるゴミ箱です。ゴミの量を正確に検知できる「高精度」、多様なゴミ箱の種類(※)に対応できる「汎用性」が特徴です。
PCやスマートフォンなどからゴミの滞留を確認できるほか、ゴミの量が一定量を超えた際に、スタッフが装着しているヒアラブルデバイス(無線イヤホン)へメールを自動送信し、読み上げることで通知を行う仕組みも備えています。これにより、勤務中でPCやスマートフォンを使用できないスタッフも、ゴミ箱を開けずにゴミの溜まり具合を確認することが可能です。
(※)「ゴミ箱の内側にさらにゴミ箱を実装するタイプ」と「ゴミ箱の内側に袋をぶら下げるタイプ」の両方に対応

【『スマートゴミ箱』の実証実験について】

<前提と目的>
 ゴミを収集する際、一般的にはゴミの溜まり具合を確認してから収集します。そのため、都度ゴミ箱の中を確認しに行く必要がありますが、ゴミが溜まっていない場合には、単にゴミ箱の中を確認に行くだけの無駄な業務が発生しているのが現状です。そこで『スマートゴミ箱』を導入することで、ゴミ収集における業務の効率化を図ります。

<実験概要>
~通知あり/なしの数値を比較して、ゴミ収集業務の効率化を検証~
 ハウステンボス内に『スマートゴミ箱』を設置し、ゴミが一定量を超えた際にスタッフのヒアラブルデバイスへ通知する/しない日別に「ゴミ箱を確認しに行く回数」を計測・比較することで、スタッフのゴミ収集における業務負担を軽減できているかを検証します。なお、平日/土日祝日や繁忙期など、来場者数の変化にも対応できるかを検証するべく、期間中はスタッフにゴミの量を通知する/しない日をそれぞれ複数設定して計測を行います。

実験時期2017年11月20日(月)~2018年1月3日(水)
場所・数量ハウステンボス内のアムステルダムシティ全域(約4万2000平方メートル)のゴミ箱36個のうち、18個を『スマートゴミ箱』に交換。
実験方法ゴミの滞留をスタッフへ通知する/しない日別に、「スタッフが1日にゴミ箱を確認しに行く回数」を計測。通知を行うことで、ゴミ箱を確認しに行く回数が軽減できたかを分析する。
ゴミの滞留通知方法遠方にいてもゴミの溜まり具合を確認できるよう、ゴミが満杯になりそうなタイミングで、スタッフが装着しているヒアラブルデバイスにメールを自動送信して読み上げる。

▲『スマートゴミ箱』管理画面イメージ

【ハウステンボスについて】(URL:http://www.huistenbosch.co.jp/)

 長崎県・佐世保市にある、152万平方メートルの面積を持つ日本最大のテーマパークです。「花の王国」「光の王国」「音楽とショーの王国」「ゲームの王国」「健康と美の王国」に続き、2016年7月より「ロボットの王国」を展開。ハウステンボスでしか体験できない“オンリーワン・ナンバーワン”の価値にこだわった多彩なイベント展開で、3世代にわたるお客様からの支持が高く、国内外から年間300万人を超えるお客様をお迎えしています。また、観光ビジネス都市としての発展を視野に、広大な敷地を生かした次世代技術の実証実験の場としての活用も始まっています。

【ハピロボについて】(URL:http://www.hapi-robo.com/)

 HISグループのハウステンボス株式会社の子会社であり、人がより人として幸せになるような未来を作るロボット事業会社です。2016年7月1日の準備会社設立を経て、2017年1月より事業展開を本格化いたしました。最先端のテクノロジーインフラストラクチャーかつ、サービスの最適な組み合わせにより新たなイノベーションを創造するゼネラルロボティクス・プロバイダー(General Robotics Provider : GRP)として、人々とロボットが豊かに共生する社会を実現してまいります。

【「IoTの窓口 byGMO」とは】(URL:https://www.iotnomadoguchi.com/)

 「IoTの窓口 byGMO」は、GMOクラウドのIoTコンサルタントが企業の課題を無料でヒアリングし、構想から企画・開発、導入段階の実証実験、サービス化まで、ひとつの窓口でサポートするサービスです。GMOクラウドが20年以上にわたって運用してきたクラウド・ホスティングの提供をはじめ、セキュリティ、アプリケーション構築、IoTソリューションの導入など、パートナー企業と共同で対応することで、企業のIoTビジネス化をトータルで支援いたします。
 今後も「IoTの窓口 byGMO」は、“日本の暮らしを豊かにする”をミッションに掲げ、観光ビジネスやスマートシティのモデルケースを検討していくなど、IoTを通じて未来の暮らしを豊かにするべく取り組んでまいります。

  • 【報道関係お問い合わせ先】

    ●GMOクラウド株式会社 社長室 広報担当 遠藤・松下
    TEL:03-6415-6100 FAX:03-6415-6101
    E-mail:pr@gmocloud.com

    ●GMOインターネット株式会社 グループ広報・IR部 石井・島田
    TEL:03-5456-2695 E-mail:pr@gmo.jp

    ●ハウステンボス株式会社 経営企画室 中野・牟田
     TEL:0956-27-0138 FAX:0956-27-0025

    ●株式会社hapi-robo st 広報:狩野
    TEL:03-6227-4771 FAX:03-6277:4627

会社情報

  • GMOクラウド株式会社

    株式情報 東証一部(証券コード3788)
    所在地 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
    代表者 代表取締役社長 青山 満
    事業内容 ■クラウド・ホスティング事業
    ■セキュリティ事業
    ■ソリューション事業
    資本金 9億1,690万円
  • ハウステンボス株式会社

    所在地 長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
    代表者 代表取締役社長 澤田 秀雄
    事業内容 ■パーク事業 ■ホテル&リゾート事業  ■レストラン事業
    ■物販事業  ■発電・売電等エネルギー関連事業
    資本金 15億円
  • 株式会社hapi-robo st

    所在地 東京都港区白金2−5−16 イグレック601
    代表者 代表取締役社長 富田 直美
    事業内容 ロボット及び先端技術の開発及び販売、投資、コンサルティング
    資本金 1億1,400万円
  • GMOインターネット株式会社

    株式情報 東証一部(証券コード9449)
    所在地 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
    代表者 代表取締役会長兼社長 グループ代表 熊谷 正寿
    事業内容 ■インターネットインフラ事業
    ■インターネット広告・メディア事業
    ■インターネット金融事業
    ■モバイルエンターテイメント事業
    資本金 50億円
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