CORPORATE SEARCH検索

中古ドメインとは?利用するメリット・デメリット、選び方を徹底解説

中古ドメインとは、過去に誰かが利用していたWebサイトのドメインのことです。新規ドメインとは異なり、すでに検索エンジンや第三者から何かしらの評価が加わっているため、うまく利用すればコンテンツの拡散に役立ちます。

しかし、中古ドメインには複数のデメリットがあり、取得する際には一部注意点が存在します。サイト運営を効率的に進めるためには、取得時に重要ポイントを押さえることが大切です。

本記事では、中古ドメインのメリット・デメリット、選ぶ際の重要ポイント、取得方法について解説します。これから中古ドメインを取得する予定の方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

目次

[ 開く ] [ 閉じる ]
  1. 中古ドメインとは?
  2. 新規ドメインとの違い
  3. 中古ドメインの主なメリット
  4. 検索結果の上位に表示されやすい
  5. 過去の被リンクをそのまま活用できる
  6. インデックスされるスピードが速い
  7. 中古ドメインの主なデメリット
  8. 購入費用が高額になる場合がある
  9. 悪い評価も引き継ぐ可能性がある
  10. ドメイン名を自由に決められない
  11. 中古ドメインを選ぶ際に重要となる4つのポイント
  12. 被リンクの質を確認する
  13. Googleからペナルティを受けていないか確かめる
  14. ドメイン年齢・ドメインスコアを調べる
  15. ドメイン名に商標が含まれていないかチェックする
  16. 中古ドメインの取得方法
  17. 販売サイトを選ぶ
  18. 販売サイトに問い合わせる・アカウントを作る
  19. 一覧から好みのドメインを選ぶ
  20. ドメインを購入して設定する
  21. 中古ドメインの取得なら.jpドメインオークション
  22. まとめ

中古ドメインとは?

中古ドメインとは、過去に誰かが利用していたWebサイトのドメインのことです。すでにGoogleなどの検索エンジンから何らかの評価が加わっており、SEO(検索エンジン最適化)の観点から見ると、有利なスタートを切ることが可能です。

中古ドメインは専門の販売サイトで取引されており、ドメインの評価値に応じて価格が変動します。評価値が高い中古ドメインは、その分価格も高くなる傾向にあります。

新規ドメインとの違い

新規ドメインはこれまで誰も使用していない、全く新しいドメインを指します。中古ドメインとは異なり、Googleや第三者からの評価が一切加わっていません。

新規ドメインの利点は、価格が比較的安く設定されており、希望するドメイン名を自由に選べることです。しかし、SEOの観点から見ると、新規ドメインは一から評価を高める必要があり、検索結果で上位に表示されるまでには時間がかかります。

一方、中古ドメインはすでにGoogleなどから評価を受けているため、新規ドメインを取得するよりも、検索エンジン上での上位表示に期待できる場合があります。

【関連記事】独自ドメインとは?取得方法やメリット・デメリットを紹介

中古ドメインの主なメリット

中古ドメインを利用することには複数のメリットが存在します。利用する主なメリットは以下の通りです。

  1. 検索結果の上位に表示されやすい
  2. 過去の被リンクをそのまま活用できる
  3. インデックスされるスピードが速い

これらのメリットは、新規ドメインと比較してSEOの観点から特に重要です。以下、その詳細を1つずつ見ていきましょう。

検索結果の上位に表示されやすい

中古ドメインには検索結果の上位に表示されやすいというメリットがあります。過去に積み上げられたSEOの評価を引き継ぐため、新規ドメインを使用する場合と比べて検索上位に表示されやすくなるのです。

例えば、過去に高品質なコンテンツで多くの訪問者を集めたドメインは、Googleなどの検索エンジンから良い評価を受けやすく、新たにコンテンツを投稿した際もその評価が反映される傾向にあります。新規サイト構築時の苦労を軽減し、スムーズなスタートを切ることが可能です。

過去の被リンクをそのまま活用できる

過去に獲得した被リンクをそのまま利用できる点も大きなメリットと言えます。被リンクはWebサイトの信頼性を高め、SEOの評価を向上させる重要な要素の1つです。

中古ドメインでは前の所有者が構築した被リンクを引き継ぐため、すでにある程度の信頼性が確立されています。そのため、一から被リンクを構築するよりも効率的にSEO対策を進められるでしょう。

インデックスされるスピードが速い

中古ドメインはすでに検索エンジンに認知されているため、新たにコンテンツを投稿した際のインデックスのスピードが速くなります。

▼インデックスとは
検索エンジンがWebページを収集してデータベースに登録すること。

インデックスが迅速に行われることで、新しいコンテンツが検索結果に表示されやすくなります。新規ドメインではこのプロセスに時間がかかることが多いですが、中古ドメインではすでに検索エンジンとの「関係性」が築けているので、より速く情報を拡散できるのです。

中古ドメインの主なデメリット

中古ドメインを使用する際には、メリットだけでなくいくつかのデメリットも考慮する必要があります。主なデメリットとして以下の3つが挙げられます。

  1. 購入費用が高額になる場合がある
  2. 悪い評価も引き継ぐ可能性がある
  3. ドメイン名を自由に決められない

各デメリットを順番に解説していきます。

購入費用が高額になる場合がある

中古ドメインは購入費用が高額になる場合があるため注意が必要です。特にSEO評価が高い中古ドメインほど、その費用は高額になる可能性が高くなります。

中古ドメインの価格は検索エンジンや第三者からの評価によって変動するため、過去のSEO評価が高いドメインや、ブランド性の高いドメインなどは基本的に高額です。このため、中古ドメインを購入する際には、予算とのバランスを考慮することが大切です。

悪い評価も引き継ぐ可能性がある

中古ドメインは過去の評価を引き継ぐため、過去に悪い評価を受けていた中古ドメインを購入するとその影響を受けるリスクがあります。

▼検索エンジンから悪い評価を受ける主な要因

  • 不適切なコンテンツを投稿している
  • 質の悪い被リンクを大量に受けている
  • サイト内にコピーコンテンツが多い

例えば、スパム扱いされていたドメインや、検索エンジンからペナルティを受けているドメインを購入した場合、新たにコンテンツを投稿しても検索結果に表示されないことがあります。これは、SEOの観点から見ると大きなデメリットです。

ドメイン名を自由に決められない

新規ドメインの場合、好きなドメイン名を自由に選ぶことができますが、中古ドメインはすでに名前が設定されているため自由度に欠けます。自社のブランドやサービスに合ったドメイン名を探すのは難しく、ときには妥協する必要が出てくることもあります。

また、ドメイン名が企業やプロジェクトのイメージに合わない場合、そのギャップを埋めるために、マーケティングコストが追加で発生するケースもあるでしょう。

【関連記事】ドメイン名とは?代表的な3つの種類と独自ドメインの取得メリット

中古ドメインを選ぶ際に重要となる4つのポイント

中古ドメインを選ぶ際、特に注目すべきポイントは大きく4つあります。これから中古ドメインを購入する方は、以下のポイントをしっかりと押さえて選定することが重要です。

被リンクの質を確認する

被リンクは数だけでなく、その質も中古ドメインの価値を決める大きな要素です。高品質な被リンクはSEOにおいて高い評価を受ける傾向にあります。

そのため、購入前には被リンク元の信頼性や関連性を確認することが大切です。例えば、業界の権威あるWebサイトやメディアからのリンクは、中古ドメインにとって高い価値を持ちます。

Googleからペナルティを受けていないか確かめる

Googleからのペナルティを受けているドメインは、SEO効果が低下してしまう可能性があるため注意が必要です。ペナルティの有無を確認するためには、「Spam Score」などのツールを利用すると良いでしょう。ツール内の検索窓にドメインとURLを入力するだけで、簡単にペナルティの有無を確認できます。

ドメイン年齢・ドメインスコアを調べる

ドメイン年齢・ドメインスコアを調べることも重要です。ドメイン年齢は、そのドメインがいつから存在しているかを示し、古いドメインは安定性や信頼性の観点から評価されやすくなります。

ドメインスコアとは、対象のドメインが検索エンジンからどの程度の評価を受けているかを表す指標のことです。ドメインスコアが高くなればなるほど、基本的にはSEOにおいて有利に働きます。ドメイン年齢・ドメインスコアも同じく、チェックツールを利用して調べることが推奨されます。

ドメイン名に商標が含まれていないかチェックする

ドメイン名に第三者の商標が含まれていると、そのドメイン名を使用した場合、法的な問題を引き起こす可能性があるため必ず確認しましょう。場合によっては、せっかく取得したドメイン名を商標権者に移転しなくてはならなくなります。商標の存在を調べる際は、世界中の商標を調査することが望ましいですが、少なくとも日本の特許庁の「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム) 」で調査しましょう。このプラットフォームは無料で使用可能です。

たとえ第三者の商標を含むドメイン名だったとしても、それだけで法的問題にはなりません。しかし、上記のように問題が生じる可能性がありますので、ドメイン名を取得する前に商標の確認は行うようにしましょう。

【関連記事】商標権とは?具体的な効力・取得するメリットを徹底解説

中古ドメインの取得方法

中古ドメインは以下の手順で購入すれば、スムーズに取得して設定できます。

  1. 販売サイトを選ぶ
  2. 販売サイトに問い合わせる・アカウントを作る
  3. 一覧から好みのドメインを選ぶ
  4. ドメインを購入して設定する

それぞれの手順を1つずつ解説していきます。

販売サイトを選ぶ

中古ドメインを購入する最初のステップは、信頼できる販売サイトを選ぶことです。市場にはさまざまな中古ドメインの販売サイトが存在するため、まずは選定作業が必要になります。

▼販売サイトの種類

  • バックオーダー:事前に予約した上で購入する形式
  • オークション:オークションに参加して購入する形式

例えば、「.jpドメインオークション」では、SEO対策に適切な中古ドメインがオークション形式で販売されています。サイトによって取り扱っているドメインの種類や価格帯が異なるため、比較して選ぶことが大切です。

販売サイトに問い合わせる・アカウントを作る

選んだ販売サイトで、中古ドメインを購入するためのアカウントを作成しましょう。もしくはサイトに直接問い合わせることで、希望するドメインの詳細情報を得られる場合があります。購入手順や支払い方法はサイトごとに異なるため、事前に確認するようにしましょう。

一覧から好みのドメインを選ぶ

販売サイトにアクセスし、購入可能な中古ドメインの一覧から好みのドメインを選択します。各ドメインには、それぞれの特徴や年齢、スコア、価格などが基本的にリストアップされているため、目的や予算に合わせて最適なドメインを選びましょう。

ドメインを購入して設定する

ドメインを購入した後は、ご自身のWebサイトに設定します。このプロセスでは、レンタルサーバーの設定、SSL化の実施、WordPressのインストールなど、いくつかの作業が必要です。Webサイトの運営に必要な基本設定を行い、ドメインを効果的に活用しましょう。

【関連記事】URLを「https」に変更するには?常時SSL化の手順を徹底解説

中古ドメインの取得なら.jpドメインオークション

画像引用元:.jpドメインオークション

中古ドメインの取得を考えている方は、「.jpドメインオークション」の利用をご検討ください。本サービスでは、希望する.jpドメインをオークション形式で購入できる画期的なシステムを提供しています。

中古ドメインならではのSEO効果を享受しながら、必要なドメインを適正価格で入手することが可能です。また、本サービスで販売している中古ドメインは、過去に運用されていたWebサイトの「検索エンジン評価」「被リンク」「残存トラフィック」などを引き継いでいるため、集客効率の引き上げに期待できます。

さらに、オークションはシンプルでわかりやすい3ステップで進行し、初心者でも簡単に参加できる設計になっています。「中古ドメインを簡単に購入したい」「オークション形式で選択したい」という方は、本サービスを一度利用してみてください。

まとめ

本記事では、中古ドメインのメリット・デメリット、選ぶ際の重要ポイント、取得方法について解説しました。

中古ドメインには、検索結果の上位に表示されやすい、過去の被リンクをそのまま活用できるなど複数のメリットがありますが、その一方でデメリットもいくつか存在します。サイト運営を効率的に進めるために、取得時には重要ポイントを押さえることが大切です。

オークション形式の販売サイトを探している方は、「.jpドメインオークション」の利用をご検討ください。オークションはシンプルでわかりやすい3ステップで進行するため、初めて中古ドメインを購入する方でも安心して取得手続きを進められます。

文責:GMOインターネットグループ株式会社

SSL GMOグローバルサインのサイトシール