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オレオレ証明書とは?危険視される3つの理由とSSLサーバ証明書取得のメリット

「オレオレ証明書とはどんな証明書?」「危険視される理由について知りたい」という疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。オレオレ証明書とは、発行者が自ら証明するサーバ証明書のことです。

オレオレ証明書には、サイバー攻撃を受ける危険性がある、ブラウザやサイト利用者からの信頼性が低いなど、複数のデメリットが存在します。安全なサイト運営を行いたいなら、オレオレ証明書ではなく認証局の発行するSSLサーバ証明書の利用がおすすめです。

本記事では、オレオレ証明書の基本概要や危険視される理由、SSLサーバ証明書を取得するメリットについて解説します。

目次

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  1. オレオレ証明書(自己署名証明書)とは
  2. オレオレ証明書の有効期限
  3. オレオレ証明書が危険視される3つの理由
  4. サイバー攻撃を受ける危険性がある
  5. ブラウザやサイト利用者からの信頼性が低い
  6. 認証局のサポートを受けられない
  7. 安全性が高いSSLサーバ証明書とは
  8. SSLサーバ証明書の有効期限
  9. SSLサーバ証明書を利用するメリット
  10. サイト利用者に安心してもらえる
  11. セキュリティ対策を強化できる
  12. 検索順位に良い影響を与える
  13. SSLサーバ証明書の発行ならGMOグローバルサインにお任せ
  14. まとめ

オレオレ証明書(自己署名証明書)とは

オレオレ証明書は、自己署名証明書の別名で、発行者が自ら証明するサーバ証明書のことです。一般的なSSLサーバ証明書と異なり、信頼された第三者機関(CA)による認証が行われていないため、セキュリティ上のリスクがあります。

この証明書は主に、内部ネットワークやテスト環境など限られた範囲での使用が想定されており、インターネット上で広く公開するサイトでの使用は推奨されません。ブラウザからの信頼性が不足していることから、Webサイトのアクセス時に「この接続は安全ではありません」という警告が表示されることがあります。

オレオレ証明書の有効期限

オレオレ証明書の有効期限は原則として1年間ですが、その範囲内であれば発行者が任意で設定することが可能です。期限が切れると再発行する必要があるため、期限が切れる前に証明書を更新し、再展開することが推奨されます。

また、有効期限が長ければ長いほど、証明書の存在や更新を忘れやすくなるという難点があることから、使用状況などに合わせて有効期限を設定することが大切です。

オレオレ証明書が危険視される3つの理由

オレオレ証明書は認証機関の審査を受けていないため、セキュリティ上の危険を内包しています。このような証明書は、以下のような理由で危険視されています。

  1. サイバー攻撃を受ける危険性がある
  2. ブラウザやサイト利用者からの信頼性が低い
  3. 認証局のサポートを受けられない

それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

サイバー攻撃を受ける危険性がある

オレオレ証明書はその性質上、サイバー攻撃に対する脆弱性を抱えています。自己署名であるため第三者機関による検証が不十分であり、攻撃者による悪用の可能性が高まります。

▼サイバー攻撃による主なリスク

  • サイト情報の盗難被害
  • サイト権限の乗っ取り
  • サービス停止による金銭要求

例えば、中間者攻撃(MitM攻撃)によって通信内容が傍受されるリスクがあり、これにより機密情報が漏洩する危険性があります。サイバー攻撃の被害を抑えたい場合は、信頼できる証明書を取得することが求められます。

【関連記事】サイバー攻撃34種類の手口と対策|最新の被害事例も紹介

ブラウザやサイト利用者からの信頼性が低い

オレオレ証明書を使用するWebサイトは、多くのブラウザによって「安全ではない」と識別され、警告メッセージが表示されます。この結果、サイト利用者からの信頼性が低下し、企業イメージに疑問を抱かせることに繋がります。

特に個人情報を扱うWebサイトを運営している場合、信頼性を確保するためにもオレオレ証明書の使用は避けるべきです。

認証局のサポートを受けられない

一般的なSSLサーバ証明書は認証局からのサポートを受けられますが、オレオレ証明書にはそのようなサポートが存在しません。セキュリティの問題が発生した際の対応が難しく、解決までの時間が長引く可能性があります。

技術的な知識が不足している運営者は特に、十分なサポートを受けられる認証局の発行する有償のSSLサーバ証明書の利用が推奨されます。

安全性が高いSSLサーバ証明書とは

安全性が高い証明書を利用したい場合、オレオレ証明書ではなく認証局の発行する有償のSSLサーバ証明書の採用をおすすめします。

Webサイトの接続先サーバーが正しいことを認証し、データの暗号化を通じて安全な通信を可能にします。Webサイトのセキュリティを高めるために不可欠であり、特に個人情報を扱うWebサイトや企業ではその重要性がさらに増します。

SSLサーバ証明書には主に以下3つの種類があり、それぞれ検証レベルが異なります。

▼SSLサーバ証明書の種類

  1. ドメイン認証型:基本的かつ低コストな証明書
  2. 企業認証型:ドメイン所有権に加えて企業情報の確認を行う証明書
  3. EV認証型:最も厳しい審査基準を持つ証明書

SSLサーバ証明書はwebサイトの通信の安全性と信頼性を向上させます。より高い信頼性を求める場合、EV認証型の利用が推奨されます。

【関連記事】SSLサーバー証明書とは?導入すべき理由と選び方を徹底解説

SSLサーバ証明書の有効期限

SSLサーバ証明書の有効期限は、最大397日(13ヶ月)です。この期限は証明書のセキュリティを保持し、定期的な更新を通じて最新のセキュリティ基準に合わせるために設定されています。

証明書の更新はWebサイトのセキュリティを維持するための重要なプロセスであり、期限切れを防ぐためには定期的な監視と計画的な更新が必要です。更新プロセスには、新しい証明書の申請、ドメインの所有権や組織の検証、証明書のインストールなどが含まれます。

なお、証明書の有効期限が切れると期限切れを通知する警告が表示され、Webサイトの保護が失われます。サイト利用者に不信感を与えてしまうため、サイト運営を続ける場合は、必ず期間中に更新するようにしましょう。

SSLサーバ証明書を利用するメリット

Webサイトのセキュリティと信頼性を高めるためには、SSLサーバ証明書の利用が求められます。利用する主なメリットとして、以下の3つをそれぞれ解説します。

  1. サイト利用者に安心してもらえる
  2. セキュリティ対策を強化できる
  3. 検索順位に良い影響を与える

以下、SSLサーバ証明書を利用することで得られるメリットを詳しく見ていきましょう。

サイト利用者に安心してもらえる

SSLサーバ証明書を導入することで、サイト利用者には安全な通信環境が提供されます。これにより、ユーザーに安心してWebサイトを利用してもらえます。

SSLサーバ証明書を導入するとブラウザのアドレスバーに調整アイコンが表示され、これがWebサイトの安全性を示す目印となります。特に個人情報を扱うECサイトなどでは、SSLサーバ証明書による調整アイコンはユーザーからの信頼を得るために不可欠です。

ユーザーのリピート率やサイトへの滞在時間にも影響を与えることから、SSLサーバ証明書の取得はビジネスの成長に寄与すると言えます。

セキュリティ対策を強化できる

セキュリティ対策を強化できる点もメリットの1つです。SSLサーバ証明書の導入により、サイトへのアクセスが暗号化され、情報漏洩やデータの改ざんのリスクを軽減できます。

例えば、サイトにSSLサーバ証明書を導入した場合、ユーザーが入力したパスワードやクレジットカード番号などの情報は暗号化されて送信されます。これにより、第三者による不正アクセスがあっても内容を解読されることがないため、Webサイトの運営がより盤石なものになるのです。

【関連記事】企業が取り組むべきセキュリティ対策とは?重要性や対策内容を解説

検索順位に良い影響を与える

Googleなどの検索エンジンは、SSLサーバ証明書を導入したWebサイトを高く評価する傾向にあります。つまり、SSLサーバ証明書を導入していないWebサイトに比べて、検索順位で良い結果に繋がりやすくなるのです。

実際に、Googleの公式情報を知らせる「Google検索セントラルブログ」では、SSLサーバ証明書による暗号化について以下のように言及しています。

「誰もがWebを安全に利用できるよう、すべてのWebサイトの所有者にHTTPからHTTPSへの切り替えをおすすめしたいと考えているため、今後このウェイトは大きくする予定です。」

引用:HTTPS as a ranking signal|Google Search Central Blog

これは、安全なWebサイトを利用者に推奨するための措置であり、SSLサーバ証明書はSEOにおいて重要な役割を果たします。このため、Webサイトの運営者は安全な証明書の導入を通じて、検索エンジン最適化の戦略を講じることが推奨されます。

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画像引用元:GMOグローバルサイン

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まとめ

本記事では、オレオレ証明書の基本概要や危険視される理由、SSLサーバ証明書を取得するメリットについて解説しました。

オレオレ証明書の取得は比較的簡単ですが、信頼された第三者機関による認証が行われていないためセキュリティ上のリスクが伴います。

Webサイトのセキュリティを向上させ、ユーザーに安心感を与えたいなら、SSLサーバ証明書を発行するようにしましょう。SSLサーバ証明書の発行を考えている方は、SSLの国内シェア・認知度でNo.1を誇る「GMOグローバルサイン」の利用をご検討ください。

文責:GMOインターネットグループ株式会社

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