生まれ変わった「お名前.com デスクトップクラウド」~コントロールパネル編~

速いことは良いことです [新]デスクトップクラウド Vol.3

前回までに、「お名前.com デスクトップクラウド」の申し込みが完了して、サーバーが使えるようになりました。

今回は、サーバーを管理するためのコントロールパネルの使い方を紹介します。

コントロールパネルにログイン

「お名前.com デスクトップクラウド」のTOPページを表示してログインボタンをクリックします。

デスクトップクラウドTOPページ

まずはサーバーを管理するためにコントロールパネルにログインします。

コントロールパネルにログイン

デスクトップクラウドの申し込み時に発行された「お名前ID」でログインします。

お名前IDでログイン

デスクトップクラウドのTOPページ以外にも、「お名前.com Navi」のサーバー一覧からログインボタンをクリックしてもログインが可能です。

お名前.com Naviからコントロールパネルにログイン

初期設定

コントロールパネルのTOPページでは、申し込みが完了したサーバー一覧を確認することができます。複数台申し込みをした場合はこの一覧にサーバーが追加されていきます。サーバーを利用するためにはまず初期設定を行う必要があります。

「初期設定へ進む」をクリックします。

初期設定へ進む

初期設定画面では、サーバーにログインするためのユーザー名とパスワードを設定します。ユーザー名とパスワードはサーバーごとに設定する必要があるので、複数台申し込みを行っている場合はその都度設定することになります。また、ユーザー名とパスワードはコントロールパネルを使って後から変更することが可能です。入力を行ったら「実行」ボタンをクリックします。

ユーザー名、パスワードの設定

サーバーのステータスが“稼働中”となっていれば、初期設定が完了していますので、利用可能状態となります。

利用可能となったデスクトップクラウド

リモートデスクトップ

1つずつ、画面左のメニュー内容を確認していきましょう。

まずは「リモートデスクトップ」です。こちらはサーバーに接続するための情報がまとめられています。「お名前.com デスクトップクラウド」では、Microsoftが提供している、「リモートデスクトップ」という仕組みを利用して、サーバーに接続します。

「RDPファイルのダウンロード」では、サーバーに接続するための情報があらかじめ設定されている、リモートデスクトップ接続設定ファイルをダウンロードすることができます。ダウンロードしたRDPファイルは、Windowsからであれば、面倒な設定内容を入力することなく、そのまま起動してパスワードだけ入力すればそのままサーバー接続が可能となっています。MacでRDPファイルを利用する場合は、あらかじめMicrosoftが提供する「Microsoft Remote Desktop」をインストールすることで、そのまま利用可能となっています。

その他、Androidのスマホやタブレットから接続する場合は、「リモートデスクトップ接続情報」に書かれている内容を元に入力設定を行います。

「リモートデスクトップご利用ガイド」では画像付きで詳しく接続方法が紹介されています。

リモートデスクトップ メニュー

コンピューターの操作

「コンピューターの操作」では、接続先のサーバーの状態やスペック情報が確認できます。

「現在のステータス」では、サーバーの稼働状況を確認できます。“稼働中”であれば、サーバーに接続可能な状態となっています。また画面をキャプチャーしたイメージ画像でも稼働状況が確認できます。もし、稼働中にも関わらずリモートデスクトップで接続できなくなったり、サーバーが固まってしまった場合などは、「強制再起動する」をクリックすると、一度サーバーをリセット(データーは残ったまま)することで回復することがあります。

「コンピューターの情報」では、契約しているサーバーのスペックが確認できます。メモリを増やしたいなどの場合は、「お名前.com Navi」に一度ログインして、プラン変更することでスペックアップすることが可能です。

コンピューターの操作 メニュー

ユーザー名/パスワード変更

「ユーザー名/パスワード変更」では、リモートデスクトップでサーバーに接続する際の、ユーザー名とパスワードを変更することができます。

また、コントロールパネルにログインするIDは「お名前.com Navi」のお名前IDとパスワードとは別となっているので、もしリモートデスクトップのパスワードを忘れてしまった場合でも、こちらから再設定が可能です。

ユーザー名/パスワード変更 メニュー

コンピューターの初期化

こちらのメニューでは、サーバーを最初の状態に戻すことが可能です。「コンピューターの操作」から「強制再起動」を実施してもリモートデスクトップでログインできない場合や、サーバー内での設定や変更をすべて元に戻す場合などに利用します。「コンピューターの初期化」を行うと、サーバー上に保存されたデーターやすべての設定内容が失われることになるので、利用時には注意が必要です。

「コンピューターの初期化」後は、これまで利用していたユーザー名とパスワードで引き続き利用が可能です。

コンピューターの初期化 メニュー

以上が、「お名前.com デスクトップクラウド」でサーバーを管理するための「コントロールパネル」の使い方となります。

次回は、実際にサーバーにリモートデスクトップで接続して、サーバーの利用方法や、リモートデスクトップの接続情報の詳細な内容を紹介する予定です。

生まれ変わったお名前.com デスクトップクラウド、ぜひその速さを体感してみてください。

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ブログの著者欄

樋口 勝一

GMOインターネットグループ株式会社

1999年6月GMOインターネットグループ株式会社に入社。Windows Serverをプラットフォームとしたサービス開発から運用・保守まで幅広く担当。講演登壇や出版、ネット記事連載などでマイクロソフト社と強い信頼関係を構築。「マイクロソフトMVPアワード」を15度受賞し、インターネットソリューションのスペシャリストとして活躍。

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