2017年9月25日

「GMO SSP」、モバイルページ表示高速化“AMPページ”で
広告も高速表示する「AMP for Ads(A4A)」にSSPで国内初対応
~従来比2~6倍速い広告表示を実現~

  • GMOアドマーケティング株式会社
  • GMOアドパートナーズ株式会社

 GMOインターネットグループでアドテクノロジー事業、メディアセールス事業を展開するGMOアドマーケティング株式会社(代表取締役社長:渡部謙太郎 以下、GMOアドマーケティング)は、媒体社向け収益最大化プラットフォーム「GMO SSP」(URL:http://gmossp.jp/)において、AMP(※1)ページ内で高速表示する広告規格「AMP for ads(略称:A4A)」の広告配信に、国内SSPで初めて対応いたしました。
 「A4A」に対応した広告は、モバイル端末でのWEBページ表示を高速化する“AMPページ”において、従来比最大6倍もの高速で表示されます。メインコンテンツの表示を遅らせることなく広告を表示できるので、ユーザーのWEBメディア閲覧環境の改善および、媒体社の広告収益向上が期待できます。
 今後、AMP対応しているWEBメディアであれば、「GMO SSP」を通じて「A4A」に対応した広告を掲載可能となります。

(※1)AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、Googleが推進するモバイル端末でのWEBページ表示高速化を目的としたオープンソースプロジェクトです。この規格に対応したWEBページをAMPページと呼びます。

■「A4A」による広告高速表示比較動画URL:https://youtu.be/_ShaeTdNOj4

【「AMP for Ads」対応の背景】

 Googleが推進する、モバイル端末におけるWEBページの表示を高速化する規格「AMP」は、公開から約2年が経過し、現在では国内外問わず多くのWEBメディアがAMPに対応しています。Googleの発表によると、AMPページは全世界で20億以上にも増加したと言われており(※2)、今やAMP対応はWEBメディアにとって欠かせない施策の一つとなっています。
 こうした中、GMOアドマーケティングの媒体社向け広告収益最大化プラットフォーム「GMO SSP」は、国内SSPの中でいち早く、複数のアドネットワーク(※3)によるAMPページへの広告配信に対応しています。
 
 一方で、WEBメディアからは、AMP対応によりPV数は増加したものの、広告収益の増加には結びついていないという声が多く寄せられていました。広告収益が伸び悩んでいる理由として、AMPページはコンテンツの表示は高速であるものの、広告の表示は高速化されず表示までに時間がかかるため、広告を目にすることなくページを移動してしまうユーザーがいることが挙げられています。
 このような背景のもとGoogleは、コンテンツ表示速度と広告表示速度の不一致の問題に対処するべく、2016年7月にAMPページでの広告表示を高速化する新たな広告規格「AMP for Ads(A4A)」を公開しました。「A4A」に対応した広告は、従来の広告よりも最大6倍高速で表示されることがわかっており(※4)、AMPページにおいてコンテンツとほぼ同時に広告を表示させることが可能となっています。しかし、「A4A」による広告配信は特殊な経路を辿るため、配信を行う際には高度な技術力が求められることから、「A4A」に対応した国内のSSP事業者はこれまで存在しませんでした。

 そこでGMOアドマーケティングは、国内SSP事業者としていち早く「A4A」に対応するべく、「GMO SSP」において「A4A」に対応した広告の配信を2017年9月19日より開始いたしました。

(※2)出典:Google Developers Japan(https://developers-jp.googleblog.com/2017/06/turbocharging-amp.html
(※3)複数のメディアサイトを集めて広告配信ネットワークを作り、1事業者のアドサーバーから複数メディアへまとめて広告を配信するサービス。
(※4)出典:CloudFlare公式ブログ:Firebolt: the fastest, safest ads on the web(https://blog.cloudflare.com/firebolt/

【「GMO SSP」の「A4A」対応でできること】

 AMPに対応しているWEBメディアは、「GMO SSP」を通じて「A4A」に対応した広告を掲載することが可能となります。その際に、AMPページ内に設置している既存の広告枠の変更や調整などといった仕様を変更する必要がない点が大きなメリットです。これにより、従来の広告表示の遅延によって訴求しきれなかったユーザーへも、広告をすばやく表示して視認させることが可能となり、WEBメディアにおいては収益の拡大が期待できます
また、広告を表示することでページの表示速度自体が落ちるのでは、という懸念から、これまで広告を掲載していなかった箇所(例:AMPページのファーストビューなど)へも、「A4A」対応広告を新たに掲載するといった活用も可能です。

 今後も「GMO SSP」は、「A4A」に沿った広告配信を推奨することで、AMPページにおけるスムーズな広告表示を実現し、ユーザーのストレスのないコンテンツ掲載と媒体社の高い収益性の両立を図ってまいります。

【「GMO SSP」について】(URL:http://gmossp.jp/

 「GMO SSP」は、複数のDSP(※5)やアドネットワークを組み合わせ独自のロジックで最適化配信を行う収益最大化プラットフォームです。インフィード形式、バナー形式をはじめとする各種広告フォーマットに対応し、ご提案から開始後の向上施策まで専任のコンサルタントがサポートいたします。
また、自社開発のコンテンツレコメンドエンジン「TAXEL byGMO」(http://taxel.media/)およびネイティブ広告に特化したアドネットワーク「AkaNe byGMO」(http://akane-ad.com/)と連携することで、媒体社様のトラフィック増加とネイティブ広告領域での収益最大化も同時に実現することが可能です。

(※5)デマンドサイドプラットフォーム(Demand Side Platform)の略称で、広告のインプレッション(露出)が発生するたびに閲覧ユーザーの属性や広告の掲載面などの情報を分析し、より効果の高い広告枠のバイイング(仕入れ)から配信までを効率的に行う、広告主向け統合プラットフォーム。

【GMOアドマーケティングについて】

 GMOアドマーケティングは、アドテクノロジー事業・メディアセールス事業・コンテンツマーケティング事業を中心とする、GMOアドパートナーズ株式会社のグループ会社です。アドネットワーク・SSP・レコメンドウィジェット等の自社アドテクノロジー商品とメディアセールス事業の販売網、専門部署によるコンテンツ型広告の企画・制作力を活かし、媒体社、広告主、消費者の三方良しを実現するべく事業を行っております。

  • 【サービスに関するお問い合わせ先】

    ●GMOアドマーケティング株式会社
     SSP事業部 担当者:長谷川
    TEL:03-5457-0909 FAX:03-5457-0910
    E-mail:product@ml.gmo-am.jp

  • 【報道関係お問い合わせ先】

    ●GMOアドパートナーズ株式会社 経営企画部
    TEL:03-5457-0916 FAX:03-5728-7701
    E-mail:release@ml.gmo-ap.jp

    ●GMOインターネット株式会社 グループ広報・IR部 石井・島田
    TEL:03-5456-2695 E-mail:pr@gmo.jp

会社情報

  • GMOアドマーケティング株式会社

    所在地 東京都渋谷区道玄坂1-16-3 渋谷センタープレイス6F
    代表者 代表取締役社長 渡部 謙太郎
    事業内容 ■アドテクノロジー事業 
    ■メディアセールス事業 
    ■メディア事業
    資本金 2,000万円
  • GMOアドパートナーズ株式会社

    株式情報 JASDAQ(証券コード4784)
    所在地 東京都渋谷区道玄坂1-16-3 渋谷センタープレイス
    代表者 代表取締役社長 橋口 誠
    事業内容 ■メディア・アドテク事業  
    ■データテクノロジー事業
    ■エージェンシー事業    
    ■ソリューション事業
    資本金 13億156万8,500円
  • GMOインターネット株式会社

    株式情報 東証一部(証券コード9449)
    所在地 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
    代表者 代表取締役会長兼社長 グループ代表 熊谷 正寿
    事業内容 ■インターネットインフラ事業
    ■インターネット広告・メディア事業
    ■インターネット金融事業
    ■モバイルエンターテイメント事業
    資本金 50億円
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