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GMO最新ネット業界レポート

第17回 SEO編

GMO SEOテクノロジー株式会社 代表取締役 兼 GMOインターネット株式会社 WEBプロモーション研究室 首席研究員 鈴木明人。今回のテーマは、Yahoo!/Googleの順位決定における重要な因子について、2010年5月11日時点の各検索エンジンの断面を測定した結果を基にレポートをします。

1.調査の目的

(1)検索エンジンにおける主要項目を定期的に観測し記録することにより、検索アルゴリズムのアップデートがあった場合、何が重視されたのかを分析することを可能にするため。

(2)現時点での上位表示に必要な各項目での条件を洗い出すため。(それを平均条件とみなす)

2.調査手法

(1)被調査対象サイト

図1 Yahoo!/Googleでインデックス数が30000以上と30000未満のグラフ

  • 検索される頻度が高いと考えられるビッグキーワード100個を弊社独自ノウハウにより選出。この100キーワードでYahoo!/Googleで検索した際に表示される1~30位までのサイトを被調査対象とした。
  • 対象サイトの中からインデックス数が30,000以上のサイトを除外。(amazon、wikipedia、Googleサービス等巨大サイトのページを調査から外すため)
  • 上記条件に合致する(Yahoo! 2,237サイト、Google 2,321サイト)を被調査対象とした(図1)。

(2)調査項目

    ①平均ドメイン年齢

    ②平均Googleページランク

    ③タイトルタグへのキーワード含有数

    ④メタキーワードへのキーワード含有数

    ⑤h1タグへのキーワード含有数

    ⑥h2タグへのキーワード含有数

    ⑦ページ内の調査対象キーワード含有率

    ⑧トップページの調査対象キーワード分散率

    ⑨被リンク数(Yahoo!のsite:測定値)

    ⑩Yahoo!カテゴリ登録の有無

(3)調査結果(2010年5月11日時点)

    ①平均ドメイン年齢
    Yahoo! 8.15年
    Google 7.80年

      サイトの意味が重視されていることは周知の事実だが、両検索エンジン共に7~8年前から継続使用されているドメインが上位にきているようである。一方ドメイン年齢が若い(1~2年ドメイン)の場合も、Yahoo!のみでの傾向値であるが、突出して被リンク数が多いサイトは上位にくる確率が高い状況にある。

      これは、リリースやニュースサイトに取り上げられる等、短期間で被リンクを獲得した話題性の高いサイトである可能性が高い。

    ②平均Googleページランク
    Yahoo! 3.74
    Google 3.57

      ページランクはSEOにおいて参考にする程度の項目である。しかし、ミドルキーワード以上で上位にあげる為には対象サイトのページランクを4以上にすることが必要であると考えている。

      そのためには、ページランクの高い外部サイトからの被リンクを得る事が必須条件である。

    ③タイトルタグへのキーワード平均含有数
    Yahoo! 1.08個
    Google 1.16個

      タイトルタグには、上げたいキーワードを入れるのが必須。実際に今回の被調査対象を分析すると【ほぼ全てのサイト】で1つは調査キーワードがタイトルタグに含有されている。

    ④メタキーワードへのキーワード含有数
    Yahoo! 1.52個
    Google 1.43個

      メタキーワードへの含有数は、例えば「車」というキーワードで上位表示したいときメタキーワード内に「車」「車サイト」「車査定」と記述した場合、3個とカウントとなる為、一概に指標としては判断が難しい。

      今回の調査対象サイトでは、含有が0のサイトは皆無に近かったことから確実に1個は含有させる程度でよいと考えられる。

    ⑤h1タグへのキーワード含有数
    Yahoo! 0.52個
    Google 0.57個

      過半数のサイトが含有している。SEO事業者としては対策したいキーワードをh1に入れることをおすすめするが、特にYahoo!においてはあまり過度に対策するとトップページのダウンペナルティを受ける場合があるので注意が必要。

      ペナルティを受けたサイトの場合には、h1タグの見直しや対策キーワードの配置を変更をされることをおすすめする。

    ⑥h2タグへのキーワード含有数
    Yahoo! 0.66個
    Google 0.73個

      h2タグはサイトによりそもそもマークアップの数が異なる。SEOしたいキーワードを過度に入れない、1個程度が理想であることが今回の平均値からは分かった。

      しかしこちらはページの構造により異なるので、あくまで参考値程度に。

    ⑦ページ内の調査対象キーワード含有率
    Yahoo! 3.99%
    Google 4.40%

      含有率は非常に重要な因子だが、そもそもページに400~500文字程度のテキストが無いサイトの場合、含有率という概念自体が難しくなる。

      文字数が400~500文字ある前提で4%前後が良いという結果。

    ⑧トップページの調査対象キーワード分散率
    Yahoo! 0.612
    Google 0.627

      ※文節毎(タグを含む)にキーワードが含有されているかを測定。
      ※すべての文節にキーワードを含む場合には、最大値1.0となる文節毎にキーワードを含有されるかどうかをベースにキーワードの分散指数を割り出したが、Yahoo!とGoogleの上位サイトとも0.6(比較的キーワードがページの全体に分散されている)程度であることが分かる。

      SEO上は重要なワードはページの上部にあることが望ましいが、最も理想型は全体的に類似キーワードは近接せずに自然なライティングがされていることである。また、あまりに類似キーワードが頻出するようなサイト(SEOを意識しすぎたキーワードの詰め込みすぎサイト)は特にYahoo!においてペナルティを受ける可能性が高まるので気をつけたい。

    ⑨被リンク数(Yahoo!のsite:測定値)
    Yahoo! 566,603リンク
    Google 490,305リンク

      平均値でこの被リンク数となると恐ろしい数であるが、実際にビッグワードで上げる為にはこのくらいの被リンクが必要ということになる。とはいえ、被リンクが少ないサイトでも上位表示されているサイトも数多く存在する。そのようなサイトには以下の傾向値がある。

        ①コーポレートサイト

        ②業種特化型サイト
        Yahoo!カテゴリに登録されているコーポレートサイトで且つカテゴリ特化型の企業。このような企業はコンテンツがトップページだけではなく下層ページまで共通性(統一性)ある内容に自然となる。このような企業のサイトは検索エンジンから見ても上位に上げるべきサイトとなる。被リンク数によらずとも順位が高い傾向値。

        ③ドメイン年齢
        Yahoo!において、「被リンクが極端に少ないサイト」でも上位に来ているサイトがある。このようなサイトの特徴は、10年以上のオールドドメインで継続的に運営されているサイト。Yahoo!はドメイン年齢を非常に重視していることが鮮明。

    ⑩Yahoo!カテゴリ登録の有無
    Yahoo! 0.45個
    Google 0.46個

      登録率は約50%という結果に。本平均値からでは特にYahoo!で重視されているかどうかということは言及できないものの、被リンクの1つにもなるので、SEO面では登録が必要。

3.最後に

今回の調査のために、取得したURL数はYahoo!とGoogleそれぞれ3,000件ですがインデックス数30,000以上のものを除外して残ったのは、Yahoo!2,237件 Google 2,321件でした。

両検索エンジンで30位以内のじつに約25%はamazon、wikipedia、Googleサービス等のメジャーサイトが占めています。

そして、この30,000以上のサイトに共通なのは、多くのユーザーに支持されているということです。Yahoo!もGoogleもメジャーサイトのようなユーザーの知りたい情報、便利なサービスを提供するサイトを上位に挙げる傾向があります。メジャーサイトを徹底的に分析することが、SEOの最大の近道でもあります。

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今後もこのようなSEOレポートをこの場で実施して参ります。よろしくお願い致します。

2010.5.26


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