
GMO SEOテクノロジー株式会社 代表取締役 兼 GMOインターネット株式会社 WEBプロモーション研究室 首席研究員 鈴木明人。今回のテーマは被リンクについて。被リンクとは自分のサイトに向けて貼られているリンクのことになります。SEOには内部要因と外部要因の2種に分かれるが、外部要因で最も影響の大きいのが被リンク。どのような被リンクの効果が高いのか?上位表示に繋がるのか?をレポートします。
一般的に被リンクはリンクを貼ったサイトの価値や貼り方により効果が大きく変わります。当然ですが、被リンクサイト自体の価値が高いリンクの方が効きます。
(1)被リンクサイトの価値判定で見るべきポイント
①Yahoo!カテゴリ登録の有無
②Googleのページランク
③インデックス数
④被リンク数
⑤開設日(1年以上経過のドメインが良い)
⑥関連性(同一カテゴリと考えられるサイトが良い)
(2)貼り方について
①直接的なワードでのリンクを複数利用すること
例)中古車で上位にしたい場合
<a href="http://yourdomain.com" target="_blank">中古車</a>
<a href="http://yourdomain.com" target="_blank">中古車販売</a>
<a href="http://yourdomain.com" target="_blank">中古車サイト</a>
②①に加えて前後に関連するワードが含まれること。
例)自動車の情報に関しては
<a href="http://yourdomain.com" target="_blank">中古車</a>
に詳しい****のクルマサイト***がオススメです。
検索エンジンがどのようなサイトを重視しているのか、上記で記載した要因の分析には実際に現在上位表示されているサイトと逆に上位表示されていないサイトの差異を見ることで状況が分かります。
今回は、予め100キーワードを決めこれのGoogle検索結果で1~10位のワードと101位~110位の合計2,000サイトを抽出。さらにこの2,000サイトの持つ被リンクのURL上位100サイトを分析しました。サンプル数は1~10位のワードと101位~110位毎に10万サイト、合計で20万サイトになります。以下では、1~10位を上位表示サイト。101~110位を非上位表示サイトとしております。
1)上位表示サイトと非上位表示サイトの差異
①被リンクサイトのインデックス数の差異
上位表示サイトと非上位表示サイトでは、上位表示サイトの方ががインデックス数の多いサイトからの被リンクを多く獲得しています。
| 上位表示 | 140 |
|---|---|
| 非上位表示 | 1 |
②被リンクサイトの被リンク数の差異
インデックス数同様に上位表示サイトと非上位表示サイトでは、被リンクサイトが持っている被リンク数にも大きく差異があります。
| 上位表示 | 171 |
|---|---|
| 非上位表示 | 100 |
では次にGoogleで先ほど記載の1~10位のワードと101位~110位の合計2,000サイト別に各指標の差異を試算しました。また各キーワードで表示されているサイトのURLはサイトの本来の価値を計測する為に、URL単独としてではなく、HOST単位に変換し試算しています。
例)http://gmo-seo.jp/news_release/ の場合には、 http://gmo-seo.jp/ で試算
(1)Googleページランク
以下の通り上位表示サイトとGoogleページランクは相関関係にあります。
平均Googleページランク| 1~100位 | 4.766 |
|---|---|
| 101~110位 | 3.326 |
(2)Google インデックス数
インデックス数には100倍以上もの開きがあります。確実にページ数が多いサイトが優勢です。コンテンツの充実度を重視している傾向が明らかになりました。
平均Google インデックス数| 1~100位 | 113,3421 |
|---|---|
| 101~110位 | 10,287 |
(3)Google 被リンク数
あくまでlink:で出した差異になりますが、明らかに大きな差異があります。
平均Google 被リンク数| 1~100位 | 447 |
|---|---|
| 101~110位 | 63 |
(4)Yahoo!カテゴリ登録の有無
大きな差異ではありませんが、ここにも差異があります。
Yahoo!カテゴリ登録率| 1~100位 | 59% |
|---|---|
| 101~110位 | 41% |
以上の通り、全て想像通りの結果になりました。『SEOってでは何が一番重要なの?』とよくご質問を頂きますが、被リンクだけではなく、最も重要なのはサイトを日々更新し価値を上げ続けることだと考えています。
インデックス数が多いこと=サイトを毎日更新することなどが必要になり、被リンク数が多いこと=関心度が高い ことを表します。
今回の分析の通り検索エンジンが被リンク先のサイトの価値を非常に重視していることは明らかです。また被リンクのキーワードとサイトの関連性を大変重視する傾向にあります。
弊社も関連性の試算には注力をしております。形態素解析での文章やサイトの関連性とリンクの関連性を分析するシステムの開発により数値でご紹介できるようになれればと思います。
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今後もこのようなSEOレポートをこの場で実施して参ります。よろしくお願い致します。
- 【第3回】SEOテクノロジーと検索エンジン「Bing」 - 上位サイトへの道筋WEBサイト管理者の役割 -
- 【第5回】Yahoo!検索エンジンへのSEO対策」 - 検索エンジンのYahoo!検索での上位表示に必要なことは -
- 【第8回】SEOに欠かせない検索エンジンの分析 - 定期的に検索エンジンの動向をウオッチしBIGワードを中心とした主要100ワードの結果データ -
- 【第11回】Yahoo!検索 インデックスアップデートについて - 定期的にアップデートされる検索エンジンアルゴリズムとは -
- 【第17回】定点レポート Yahoo!/Googleの因子分析 -Vol.1- - Yahoo!/Googleの順位決定における重要な因子について -
- 【第20回】SEOを行う上でのキーワードの選定方法について - 無料で使えるSEOツールを利用したキーワード選定方法とは? -
- 【第23回】SEOを行う上でキーワードの選定と内部施策について - SEO担当者がすべきサイト順位の測定とキーワードの見直し -
- 【第26回】Yahoo!JapanのGoogle検索エンジン採用について - Google検索エンジンのSEO対策に今後どのような対策が必要か? -
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