GMOインターネット株式会社
ホーム > GMO最新ネット業界レポート一覧 > GMO最新ネット業界レポート

企業情報

GMO最新ネット業界レポート

第8回 SEO編
GMO SEOテクノロジー株式会社 代表取締役社長 兼 GMOインターネット株式会社 WEBプロモーション研究室 首席研究員 鈴木 明人。
今回のテーマはSEOに欠かせない検索エンジンの分析。検索エンジンの動向をウオッチしているGMOSEOテクノロジーでは、定期的にYahoo!・Google及びbingが重視している因子を自社保有する数十万もの自社媒体やSEO実験サイトの運営を通じ分析。検索エンジンの定期的なアルゴリズムアップデートやインデックスアップデートなどのロジック変更や日々の変動にいち早くその変化と変動理由を見極めるようにしている。
今回は定期的にウオッチしているBIGワードを中心とした主要100ワード*1の結果データから読み取れる内容の一部をご紹介しながら、レポートします。
はじめに

GMO SEOテクノロジーでは、日々変化する検索エンジンのロジックに対応する為に、絶えず実験を行っています。ソースの違うサイト群や異なるドメイン年齢のサイト。そして異なる被リンク数のサイト。これらを通じたログ収集に加えて、定期的に現在主要なワードのサイトの順位もウオッチしています。今回は、そのウオッチ対象の1つ、主要100*1ワードのデータ結果の一部から2大検索エンジンの傾向値を探ります

現在ウオッチしている検索エンジン対策の主要な分析項目

検索エンジンに動向分析においては50項目近い分析項目がありますが、メインとなる項目を記載致します。

<分析項目>

1)基本要素

  • Yahoo!カテゴリ登録の有無
  • ドメイン年齢
  • Googleページランク

2)内部施策

  • タイトルタグにSEOを行うワード(以下SEOワード)の有無と個数
  • メタキーワードにSEOワードの有無
  • メタディスクリプションにSEOワードの有無と個数
  • h1タグへのSEOワードの有無
  • h2タグへのSEOワードの有無と個数
  • ページ内含有率(タグ込み及び表層のみ)
  • トップページへの内部リンク数
  • 内部リンクがどのようなワードでリンクされているのか
  • 2階層目以降がトップページとどのようなワードで何個リンクされているのか
  • SEOワードに関連するワードの出現率
  • SEOワードの近接率
  • 総ページ数(インデックス数)

3)外部施策

  • 被リンク数
  • 被リンクサイトのページランク
  • 被リンクサイトのYahoo!カテゴリー登録の有無
分析データから見る考察

1)実験元データ

    取得日時 2010年1月27日 15:00
    ソース Yahoo!・Googleで難易度の高い主要100ワード*1において検索結果上位10位に入ったサイト(合計で1,000サイト)を、SEO対策がうまく出来ていると見なしました。 まず基本原則ですが、被リンクとは自分以外のサイトからリンクを受ける行為です。これは長年良質なサイトを運営すると、『このサイトはいいね』という形で誰かがお勧めすることにより自然に増えていきます。

Yahoo!とGoogleでのタイトルタグに
SEOワードが含まれる文字数の割合

2)タイトルタグにSEOワードが含まれる場合の順位

SEO上、タイトルタグには確実にSEOしたいワードの含有が必要です。また今回の被調査サイトでの結果として、先頭から5文字以内にSEOワードを入れている確率がYahoo!・Googleとも約60%あり、確率論からもSEOワードは先頭に入れることが望ましいことが分かります。

3)オールドドメインの優位性

上位表示サイトのドメイン年齢別構成比

主要ワードで検索結果10位以内に来るサイトのドメイン(HOSTレベル)を見るとYahoo!・Googleともほぼ共通の数値となります。両者とも2000年付近の約10年経過のドメインが多く、年代が新しくなるにつれ比率が下がる傾向にあります。

つまりある程度古いドメイン=ページ数もあるサイトの価値を高く見ている傾向があるのです。また弊社の別調査では、単に古いだけのドメインでは難易度の高いワードでの上位表示は難しいという結果も出ています。

4)GoogleページランクとGoogle検索結果順位の関係

Googleページランキング

よく巷では、Googleの検索結果順位とページランク(以下PR)が相関する・しないの議論がありますが、実際に数値で見るとこれは比較的相関関係にある。主要ワードで10位以内にいるサイトはPR5以上*2が、約64%とPRが高いサイトになれば検索結果順位も高いという相関関係は伺えます。

必ずしも検索結果順位=PRではないものの(これは実際にPR0~2も数パーセント含まれていることからも)ほぼ近似する傾向にあることは確かです。

5)インデックス数

インデックス数は、Yahoo!やGoogleのサービスでインデックス数を検索するサービス*3を利用し、検索ボックスに「あなたの調べたいサイトのURL」を入れると数値を調べることができます。

この検索エンジンが認識するページ数と実際の検索結果上位表示サイトの関係から見るとYahoo!で上位のサイトのほうがGoogleと比べインデックス数が多いことが分かります。

あくまで相対的比較ですが、Yahoo!のほうがインデックス数及び内部リンク数の重視傾向にあることが伺えます。

    【被調査サイトのYahoo!・Google平均インデックス数】
    Google インデックス数 Yahoo! インデックス数
    Yahoo!で上位
    1,491,000
    3,171,000
    Googleで上位
    1,013,000
    3,098,000

6)キーワード含有率

ここで記載する含有率とは、HTMLソース内のワードを全て形態素解析した前提での総ワード数に対してSEOワードが占める比率のことを言いますが、ここにはYahoo!・Googleで大きな差異は見られず、各々4%弱という結果となりました。

    【被調査サイトのYahoo!・Google平均SEOワード含有率】
    キーワード含有率
    Yahoo! で検索結果順位上位
    3.65%
    Googleで検索結果順位上位
    3.82%

7)被リンク数

被リンク数は長年サイトを運営すると自然に増えますが、今回の被調査サイトはBIGワードが中心のため、被リンク数Yahoo!・Googleとも数十万レベルと非常に高くBIGワードで上位に上げる為にはある程度の被リンクが必要なことも分かります。

量だけではなく質が求められる被リンク対策ですが、量も必要であることは確かです。弊社調査では、Yahoo!においてより数を求められると考えておりますが、今回の結果からはGoogleの平均値のほうが高い状況でした。

    【被調査サイトのYahoo!・Google平均被リンク数:インデックス数をサイトエクスプローラー等で調査】
    backlink
    Yahoo! で検索結果順位上位
    461,700
    Googleで検索結果順位上位
    600,000

今後もこのようなSEOレポートをこの場で実施して参ります。よろしくお願い致します。

*1:SEO、キャッシング、FXなどのBIGワード等リスティング広告でのクリック単価が高い(CPC200円以上)のワードを選定したキーワード群。
*2:PR5以上とは非常にコンテンツ量があり、PR付の被リンクが多いサイトからの被リンクも多いサイト
*3:Yahoo!では、「サイトエクスプローラー(https://siteexplorer.search.yahoo.co.jp/)を利用します。

2010.2.10


*本文中に記載されている会社名および商品名・サービス名は、各社の商標 または登録商標です。

Copyright (C) GMO Internet, Inc. All Rights Reserved.