第3回 SEO編

GMO SEOテクノロジー株式会社の代表取締役 兼 GMOインターネット株式会社 WEBプロモーション研究室 首席研究員の鈴木明人。
同社はGMOインターネットグループのSEO事業を行う企業。SEOの調査に関しては自社に抱える調査サイトやYahoo!、Google、Bingなどの検索エンジンを分析するシステムを有し日々変わる検索エンジンの順位に対応。パソコンならびにモバイルの成果型や固定型のSEOも提供しており、Yahoo!検索で“SEO”と検索すると同社サイトは現時点でも5位以内に表示される。
今後は、このSEOのエキスパートからも定期的にレポートを公開。
同社はGMOインターネットグループのSEO事業を行う企業。SEOの調査に関しては自社に抱える調査サイトやYahoo!、Google、Bingなどの検索エンジンを分析するシステムを有し日々変わる検索エンジンの順位に対応。パソコンならびにモバイルの成果型や固定型のSEOも提供しており、Yahoo!検索で“SEO”と検索すると同社サイトは現時点でも5位以内に表示される。
今後は、このSEOのエキスパートからも定期的にレポートを公開。
今回のテーマは、2009年5月にMSNがリリースしたサービスのBingについて。本年5月、MSNとYahoo!の提携によりYahoo!も未来Bingに切り替わるのか?と、検索業界は騒然となりました。すぐにYahoo!がBingに切り替わることはなさそうですが、現状のBingの状況について調査したものをレポートします。
1.被調査対象サイト
BingにおいてBIGワード(例:SEO、株、派遣、求人、旅行 など)で3位以内に表示されているサイト群。100キーワード×3位以内=300サイトを対象。※ただし大規模サービス(Yahoo!検索サービスやamazon、wikiペディア、楽天を除き調査)
2.Bingで上位に来るサイト
1)Yahoo!カテゴリに登録されている確率88%Yahoo!カテゴリの登録がマストということではなく、比較的しっかりしたWEBサイトであることが証明される。
2)被リンク数(Yahoo!の被リンク数をベースに調査)
被リンク数は10,000被リンクを超えるサイトが全体の90%以上と被リンクは確実にBingに有効。また定性的調査結果ですが、BingにはIP分散型の被リンクが有効です。Bingで上位に来るサイトでは、クラスC~Dレベルの分散をした被リンクサイトからのリンクを有するサイトが多い状況でした。
※被リンクとは、自サイトへ外部のサイトからリンクを受ける行為
※クラスC、Dとは、IPアドレス(ネットワーク、ホスト)の区切り
3)ドメイン年齢の優位性
ドメイン年齢での優位性は見られないものの、全体的に3年以上前のドメインのレートが高い。古いこと=価値と捕らえるよりも、サイト内に比較的コンテンツがあり更新されているコンテンツ=ある程度サービスが古いという概念のほうが妥当と考える。
4)ページ数や内部施策
100ページ以上のページ数を有するサイトが90%以上で、比較的内部間リンクが整っているサイトが多い。これは2階層目、3階層目などの下層ページから、トップページならびに2階層目以降にリンクをされているメッシュ型構造になっているサイトが上がる傾向にあります。
3.他の検索エンジンとの相関性
1)GoogleBingでtop3に入るサイトがGoogleで10位に入る確率は約49%、20位以内が約57%と高い検索ロジックはまるで別物の両者ですが、相関関係は低くはないことがうかがえます。
またGoogle特有のGoogleページランキングとの相関関係を見てみるとBingで今回被調査対象とした300サイトは、Googleページランキング4以上の比率が83%と高く、ここでの相関性も高く出る結果となりました。
2)Yahoo!
Bingでtop3に入るサイトがYahoo!検索で10位に入る確率は約50%、20位以内が約60%と高いこちらもGoogleとほぼ同じ相関関係が出ました。
この相関関係はGoogle、Yahoo!そしてBingとも上位に来るサイトの傾向が近似する傾向にあることを示します。3検索エンジン共通で、質の高いサイトと判定したサイトにはある一定の共通性があるということになります。
またGoogleとYahoo!、Bingの検索結果を並べて見るとYahoo!とGoogleのちょうど間にBingが入る関係に見えます。Googleは、価値の高い被リンクを重視する傾向値が強く、Yahoo!は、被リンクの絶対数が多いものが優先されていますが、Bingはちょうどその中間的な位置にいるとも見て取れます。
4.内部施策
内部施策において、通常対策する内容はtitleタグ、keywords、descriptionタグ、h1タグという代表的なタグに合わせて、内部間のリンクを作る「パンくずリンク」「フッターリンク」からのトップページやほかの階層へのリンクが、SEO対策上重要になります。
今回Bingで上位に上がっているサイトでの傾向を分析するにあたり、この内部リンク率に注目し調査を行いましたが、結果トップページへ2~3階層目などからしっかりとリンクがされているサイトが上位に来ている確率が72%となりました。
これは、先に記載の「パンくずリンク」「フッターリンク」などからトップページへ上げたいSEO対象ワードを含む形で内部リンクがしっかりとできているサイトであることにより、外部からのリンク同様に内部からのリンクを重視している結果でもあります。内部リンクを増やす為には、そもそもそれを構成するページ数が多いこと、が前提になります。
また、Bingだけではなく、Google、Yahoo!検索も同じく内部対策をしっかりできているサイト、が上位に上がる傾向があります。内部対策は2階層目以降でのミドル~ロングテールキーワードでの集客を行う上で非常に重要になりますので、WEBサイト運 営者の方々はトップページで何を対策するのかと同時に、特に2階層目以降どのワードで集客を行うのか、ということにも注力して頂きたいと思います。
5.まとめ
Bingでの上位表示を狙うには、
1)比較的量の多い被リンクと質の高いリンク(IPの異なるサイトからの被リンク)
2)比較的多いページ数と内部リンク構造対策(パンくずやフッターなどを活用)
3)ある程度時間の経過したドメイン、サイトでの運営が重要な因子となります。
今後もこのようなSEOレポートをこの場で実施して参ります。よろしくお願い致します。
関連レポート
- 【第5回】Yahoo!検索エンジンへのSEO対策」 ─検索エンジンのYahoo!検索での上位表示に必要なことは―
- 【第8回】SEO編 SEOに欠かせない検索エンジンの分析 ─定期的に検索エンジンの動向をウオッチしBIGワードを中心とした主要100ワードの結果データ―
関連リンク
*本文中に記載されている会社名および商品名・サービス名は、各社の商標 または登録商標です。





















