2017年1月12日

モバイルゲームアプリ向けセキュリティサービス
「AppSealing(アップシーリング)」を日本国内で販売開始

  • GMOクラウド株式会社

 GMOインターネットグループのGMOクラウド株式会社(代表取締役社長:青山 満 以下、GMOクラウド社)は、INKA・Entworks社(本社:韓国 以下、インカエントワークス社)が提供する、モバイルゲーム向けセキュリティサービス「AppSealing(アップシーリング)」の日本における独占販売権を取得し、本日2017年1月12日(木)より国内のゲーム開発者向けに販売開始いたしました。

 
【「AppSealing」取り扱いの背景】
 アプリをはじめとするモバイルゲーム市場は拡大を続けており、2015年の世界モバイルゲーム市場規模は3.6兆円超、そのうち日本が約1兆円を占め、世界最大のマーケットとなっています(*1)。こうした市場規模の拡大の一方、モバイルゲームアプリの脆弱性を突いたハッキングやリバースエンジニアリング(解析)による、ゲーム内通貨やスコアなどのメモリ値の改変、チート(ズル、騙すの意)ツールの開発、ゲームクライアント(アプリ)の改造といった不正行為が問題となっています。また、リバースエンジニアリングでプログラムが流出し、模倣版(海賊版)に転用され、見込んでいた収益を得られないといったことも問題視されています。
 こうした不正行為は課金機会の損失のみならず、正当なプレイヤーからの苦情への対応やゲーム内監視といった運営作業やコストが増加するうえ、手遅れになるとユーザー離脱に伴う収益の低下によるゲームの存続問題にまで発展しかねません。そのため、不正行為につながるハッキングやリバースエンジニアリングからゲームアプリを保護し、万が一不正な動きが検出された際にもいち早く対策を打てるかが、ゲームビジネスの成否を左右するといえます。 

 こうした中、モバイルゲームをはじめとしたデジタルコンテンツの著作権保護分野において高い技術力と知見を持つインカエントワークス社は、モバイルゲームアプリ向けのセキュリティサービス「AppSealing」を提供しており、これまでに韓国・中国を中心とする約100タイトルのゲームアプリに導入されています。 

 一方GMOクラウドでは、ネットワークエンジンサービス「Photon」をはじめとするゲーム開発ツールの提供でゲーム開発者を支援しております。そこでこの度、拡大を続ける日本のモバイルゲーム市場をセキュリティ面からも支援するべく、「AppSealing」の日本での独占販売権を取得し、ゲーム開発者向けに販売することといたしました。本日より日本語のサービスサイトとお問い合わせ窓口を開設し、日本語でのサポートも行います。
(*1)出典:『ファミ通モバイルゲーム白書 2017』より 


【「AppSealing」について】(URL:https://www.appsealing.com/jp/ )
 「AppSealing」は、世界で初めて実現した、クラウド基盤のモバイルゲームアプリ向けセキュリティサービスです。SaaS型のサービスのため、新たにサーバーを構築する必要なく、不正なハッキングやリバースエンジニアリングからゲームアプリを保護することができます。 

特長1:独自のセキュリティ技術で、ゲームアプリの保護と不正な動きの検知を実施
 インカエントワークス社独自のセキュリティ技術により、ゲームアプリのプログラムに規定のコードを組み込み、管理画面であるダッシュボードにアップロードするだけで、プログラム全体の暗号化・難読化を実現。これにより、ハッキング(アタック)はもちろん、静的なリバースエンジニアリングからゲームアプリを強力に保護する「シーリング」を行うことができ、ゲームデータやメモリ値(通貨、スコア、レベルなど)の改変によるチート行為や、リバースエンジニアリングによるプログラムの流出などを未然に防げます。
 また、万が一ハッキングなどの不正な動きを検知した際は、監視プログラムによりゲーム開発者向けのダッシュボードに通知されるので、いち早く対策を打つことが可能となります。

特長2:主要なゲーム開発ツールに対応
 マルチプラットフォーム対応のゲームエンジン「Unity」で構築されたAndroid™アプリに対応。また、効率化や省力化を図るゲーム開発手法である継続的インテグレーション(ビルド/デプロイ/テストなど)を行うためのツール「Jenkins」にも対応しております。

特長3:ダッシュボードで複数のアプリの管理が可能
 ダッシュボードでは、ゲームアプリの「シーリング」を行えるほか、ゲームアプリの現在のリターンドデバイス(*2)数や、DAU(1日あたりのアクティブユーザー数)、MAU(月間アクティブユーザー数)といった詳細情報を確認することができます。なお、制限なしで複数のアプリを一元管理することが可能です。
(*2)初回プレイから1週間以内に再度プレイしたデバイスのこと。 

■日本語サポート
・「AppSealing」日本語サービスサイトURL:http://www.appsealing.com/jp/  
・お問い合わせ窓口:developerappsealing.jp

<「AppSealing」の料金について>
 「AppSealing」の利用料金は、リターンドデバイスの台数分だけ料金が発生する「従量制」と、「定額制」の2段階が自動で切り替わる課金方式になっており、無駄なコストの発生を抑えてご利用いただけます。また、ゲームのリリース後30日間はリターンドデバイスの台数を問わず無料で利用できるため、気軽に導入いただけます。 

リターンドデバイス(RD)数

料金形態・ご利用料金

3,000台以下

無料

15万台未満

従量課金 : 1RDあたり税抜14円(*3)

15万台以上

定額料金
(*3)複数のアプリを管理する場合は、アプリごとに請求が発生します。なお、同一ゲーム内では各リターンドデバイスは1度しか課金されません。

<インカエントワークス社 CEO Sungmin Ahn氏コメント>
 「GMOクラウドは、ゲーム開発に必要とされるクラウドサービスなどを提供していることから、ゲーム市場をよく理解している企業であると思います。今後GMOクラウドには、日本のゲーム市場に対し、『AppSealing』のサービス提供と技術支援を積極的に行っていただけることを期待しています。」 


【インカエントワークス社とは】(URL:http://inka.co.kr)
 インカエントワークス社は、2000年に韓国で設立された、デジタルコンテンツのセキュリティ専門会社です。コンテンツの開発や流通プロセスの中でデジタルコンテンツが捏造・侵害されないよう保護するソリューションとサービスを展開しておりしており、韓国を代表するグローバルソフトウェア企業を目指しています。現在、インカエントワークス社のソリューションとサービスは全世界120社以上に採用されており、モバイルゲーム、アプリケーション、デジタルストリーミング、映画、音楽、オンライン教育に至るすべてのデジタルコンテンツの流通に適用されています。 


【GMOクラウド株式会社とは】
 1996年のサービス開始以来、ホスティング事業者として13万を超える法人のお客様のサーバー運用実績と国内およそ6,000社の販売代理店を有しています。2011年2月にクラウドソリューション「GMOクラウド」を立ち上げクラウドサービス事業に本格的に参入して以降、クラウド事業に主軸を置いて国内のみならず世界へ向けてサービスを展開し、グローバル企業を含む多くの企業に最適なITインフラを提供しております。こうしたITインフラの提供で培ってきたノウハウを活かし、ソリューション事業の一環として、ネットワークエンジンの「Photon」シリーズ、クロスプラットフォーム開発キット「Marmalade」、HTML5ゲームエンジン「PLAYCANVAS」を販売し、ゲーム開発者を支援しております。
 また、2007年より「GlobalSign」の電子認証サービスを連結会社のGMOグローバルサイン株式会社を中心にベルギー、英国、米国、中国、シンガポール、フィリピン、インド、ロシア、ドバイの拠点よりグローバルに展開しております。 


【サービスに関するお問い合わせ先】
●GMOクラウド株式会社 AppSealing運営事務局
E-mail:infoappsealing.jp

【報道関係お問い合わせ先】
●GMOクラウド株式会社 社長室 広報担当 遠藤・松下
TEL:03-6415-6100 FAX:03-6415-6101
E-mail:prgmocloud.com

●GMOインターネット株式会社  グループ広報・IR部 石井・島田
TEL:03-5456-2695 E-mail:prgmo.jp 

【GMOクラウド株式会社】(URL:http://ir.gmocloud.com/
会社名 GMOクラウド株式会社(東証第一部 証券コード:3788)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 青山 満
事業内容 ■クラウド・ホスティング事業   
■セキュリティ事業
■ソリューション事業        
■IAM事業
資本金 9億1,690万円
【GMOインターネット株式会社(URL:https://www.gmo.jp/
会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット証券事業
■モバイルエンターテイメント事業
資本金 50億円
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