2002年1月21日
グローバルメディアオンライン株式会社(GMO)
個人向け非会員制ネット接続サービス 「interQ ORIGINAL」を提供終了
- グローバルメディアオンライン株式会社
グローバルメディアオンライン株式会社（JASDAQ市場：証券コード9449 本社：東京都渋谷区 資本金：33億1,113万円 代表取締役社長：熊谷正寿 URL：http://www.gmo.jp以下、グローバルメディアオンライン）は、1995年12月の事業開始以来提供を続けていた世界初・非会員制の個人向インターネット接続サービス「interQ ORIGINAL」を2002年1月22日に終了いたします｡
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｢interQ ORIGINAL｣は1995年12月の提供開始以来約6年2ヶ月で延べ約2200万人（利用コール数(※)）のご支援の元、約780万時間(＝約885年)分の接続時間(以上2002年1月15日現在)をご利用戴いておりました。
(※) 会員制とは違い、接続元を特定することが不可能である為にアクセスポイントに一度接続された状態を「1コール」として数をカウントしておりました。
< interQ ORIGINAL終了の経緯 >
東日本電信電話株式会社(NTT東日本)及び西日本電信電話株式会社(NTT西日本)により提供されている情報料回収代行サービス｢ダイヤルQ2｣による全提供番組において2002年1月23日以降パスワード規制を実施・導入する旨が去る2001年7月26日に発表されました。グローバルメディアオンラインにより検討した結果、現在の「手続不要で簡単接続」というコンセプト（詳しくは下記「【参考】１．『interQ ORIGINAL』とは」を参照）を維持することが非常に困難であるという結論に至り、今回の結論となりました。
< interQ ORIGINAL終了にあたり >
｢interQ ORIGINAL｣終了のスケジュールは
- ★interQ ぽっきり300 2002年1月21日(月) 提供終了
- ★interQ ORIGINAL 2002年1月22日(火) 提供終了
となっております。現在無料メールサービス｢interQ mymail｣・無料ホームページ公開サービス｢interQ mypage｣を提供しておりますが、新規募集は既に終了しております。 現在ご利用戴いている方へは、グローバルメディアオンラインが別途提供中の会員制個人向インターネット接続サービス｢interQ MEMBERS｣への乗換キャンペーンを実施し、｢interQ mymail｣｢interQ mypage｣でのメールアドレス・ホームページを引き続きご利用戴ける形で便宜を図っております｡ なお、当社は事業領域をインターネット接続サービスだけではなく、サーバー事業、ドメイン事業の分野へも展開してまいりましたので、本サービス終了にともなう業績に与える影響は僅少であります。
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｢interQ ORIGINAL｣から始まった我々グローバルメディアオンラインは、「すべての人にインターネット」という初志を貫き、今後も新たなインターネットの文化・産業の創造に寄与し、社会と人々に貢献するべく邁進してまいります。
【参考】
１．｢interQ ORIGINAL｣とは
1992年に商用インターネット接続サービス第1号が開始して以来、1995年当時にかけて徐々に話題となっていったインターネット接続。しかし、利用には一般に数万円の初期費用・1万円強の月額費用が必要で、決済手段としてもクレジットカード利用が大勢を占めておりました。インターネットを一般化させる為には、この状況の打破が必要であり、「クレジットカードを用いず、会員にならず、最低限のコストで思い立ったら即、必要なだけインターネットを利用できる環境」を用意する必要がありました。
折りしも1989年より旧日本電信電話株式会社(現NTTグループ、以下NTT)が提供開始となっていた情報料回収代行サービス｢ダイヤルQ2｣を利用した音声情報サービスの利用普及を背景にインターネット接続と｢ダイヤルQ2｣を組み合わせて1995年12月にリリースされたのが｢interQ ORIGINAL｣です。「すべての人にインターネット」をコーポレートキャッチに「インターネットの"場"の提供」を広めるインターキュー株式会社（現：グローバルメディアオンライン）の第一号の商品となりました。
｢interQ ORIGINAL｣は、｢ダイヤルQ2｣を決済手段としたことによって
- 入会手続・初期費用・月額固定費用・クレジットカード一切不要
- パソコンの設定と同時に利用開始
- 必要な分だけインターネットに接続→利用分だけNTT請求分と同時決済 というモデルを実現しました。
- 接続設定自動化ソフトウェアの開発及び無償配布
- アクセスポイントの全国展開（直近113箇所)
- メールアドレス・ホームページ公開の無料提供 (｢interQ mymail｣｢interQ mypage｣)
- 24時間年中無休のオペレータによるテレフォンサポート
- 体験ニーズ･･･インターネットの本格的利用前の試用
- 臨時ニーズ･･･利用中のプロバイダにおけるトラブル等緊急時の接続
- 地域ニーズ･･･アクセスポイントが置かれにくい地方での接続
- 決済手段ニーズ･･･クレジットカードを取得しにくい学生・主婦・高齢者等の利用
- 導入ニーズ･･･接続導入の際に必要かつハードルとなる煩雑な設定作業からの解放
を満たすことに成功しました。 この後1997年9月の会員制個人向インターネット接続サービス｢interQ MEMBERS｣、同11月の会員制法人向インターネット総合サービス｢interQ OFFICE｣、1999年4月の｢Discount-Domain.com｣(2000年3月に｢お名前.com｣に改称)などをリリースすることで、｢アクセス｣｢サーバー｣｢ドメイン｣を核としたインターネットプロバイダ事業を構築していくことになりますが、｢interQ ORIGINAL｣はマインド面・戦略面を始めとする全ての側面において現体制を築く大きな礎となったといえます。
２．｢interQ ORIGINAL｣の歩み
| 1995年 | 12月 | ｢interQ ORIGINAL｣サービス開始 |
| 1996年 | 8月 | 月間利用コール数10万を突破 |
| 1997年 | 2月 | アクセスポイントが50箇所に |
| 1997年 | 8月 | 月間利用コール数40万を突破 |
| 1999年 | 1月 | アクセスポイントが100箇所に |
| 2002年 | 1月 | ｢interQ ORIGINAL｣サービス終了 |
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